症例①

概要

冷え性、肩こり、頭重感(40歳代 女性)

症状

冷え性は単なる体質?と思ってあきらめていました。
職場でもデスクの下で夏でも毛布を掛け、エアコンがとてもつらく、ストレスもすごく感じています。
また、3年くらい前に交通事故によりむち打ち症も発症し、頭痛もあり、お薬を飲むことも多いです。

原因

冷え性は、「末梢血管の血行不良」自律神経の働きが悪くなり血管の収縮・拡張が上手くいかない、自律神経の中枢である脳の『視床下部』に皮膚からの寒いという情報が伝わり、指令を出して手・足の末梢の血管を収縮する、同時に熱を作るように血管を拡張し筋肉をふるわせ温度を下げないよう上げるように体温を一定に保つ仕組みがうまくいっていない症状です。

冷え性の原因として、ストレス・生活習慣が不規則・基礎代謝の低下・自律神経の乱れ・ホルモン機能の不調・筋肉量の不足・運動不足・貧血・低血圧などや、アトラス(第一頚椎)部分での循環の障害も考えられます。

冷え性遠絡療法では血管性(迷走神経)・神経性(視床下部)・血管性と神経性の両方(陽虚体質)に分類しています。

血管性:迷走神経の障害による、血管収縮により血流が低下した状態
 特徴として、手足を触ると他覚的に冷たく感じる
神経性:視床下部から脊髄の障害による、知覚神経の温度覚の低下の状態
 特徴として、自覚的な冷感で、他覚的に触っても冷たく感じられない。
血管性と神経性の複合:体質的に陽虚(相対的陰実)
 特徴として、自覚・他覚的に冷たく感じる。

治療方針

交通事故によるアトラスの炎症の改善(ライフフローの改善)が重要です。

遠絡療法にて、自律神経・迷走神経・視床下部の機能症状、脊髄の炎症症状の改善、ライフフロー(身体の流れの)調節機能の改善につながる治療を行います。
のど部 腹部への赤外線治療器等での照射、手・足部への押し棒・指での押し圧治療などを行います。
また、可視総合光線療法により熱エネルギー補給による深部の温熱効果・循環の調節作用が冷えて循環障害になった局所や粘膜の血流の改善を目指し、光エネルギーによる殺菌作用や白血球の作用の活性化と、自律神経機能・免疫機能を強化させていきます。
首の後ろ・腹部・腰部・足裏を中心にコウケントー光線治療器を使用して治療しました。

万病のもとと言われる冷え性対策・免疫力を上げることは重要と思われ、症状の改善の治療に力を入れています。

遠絡療法光線療法の併用も有効で当院ではおすすめしています。

神経系の冷えなどは、症状改善には継続しての治療が必要と思われますので、患者様の状態に応じてオーダーメードの治療を提案させていただきます。

経過

患者様自身も、「治療数回にて肩コリ感・頭重感・冷え感の軽減を感じています。毎日のストレスもあり継続治療の必要性を痛感しています。」との事であり、各症状も改善されてきていますが、現在も定期的な治療を継続しています。


 

症例②

概要

頭痛・首肩痛・腰部痛(50歳代 男性)

症状

パソコンを長時間使うことが多く頚部肩部の痛み、ズキズキとする頭痛が出て、機嫌が悪くなりつい怒りっぽくなるほどつらくなり、お薬を飲まないとパソコンに集中できない。20歳代から症状を感じていた。
姿勢も首が前に倒れるような不良姿勢が多く、首の周りの痛みを感じ、座ることが多いので腰部にも痛みを感じることが多い。

原因

患者様は、長時間のパソコン不良姿勢にて、頚部・腰部に負担がかかり、脊髄の炎症・脳幹部に供給するライフフロー(血液・リンパ・神経伝達物質などの流れ)の流れが滞り、頚肩部・腰部の痛み・ズキズキする拍動性の強い痛み片頭痛が出ていると思われます。

治療方針

遠絡療法によりアトラス(第一頚椎レベル)から頚髄・腰髄の経絡治療(赤外線治療器等によるツボ点の治療、手足のツボポイントを押す治療)を行いました。
この患者さんは、冷房が嫌いで冷えやすいので、腎臓の経絡の調整と温熱効果の期待できるコウケントーの可視総合光線療法も加えています。

経過

患者様自身も、
『治療中に体の奥が温かいものがサァーっと流れた感覚があり気持ちよかった。
 治療した日の夜は、とてもよく眠れてすっきりした、薬を飲まなかったが頭痛も軽くなっていた。
 イライラ感もでなくてよかった。続けて治療に通います。』
とおっしゃっていました。
※長時間の座る姿勢は、身体に負担をかけ、経絡の流れ(ライフフロー)を滞らせやすいので、15分に1回30秒くらいでもよいので姿勢を変えるようにした方がよい、また、腹式呼吸も血流を流しやすくする、神経の回復につながる酸素の供給、姿勢を調整するなど効果が期待できることをお伝えし、調子が悪く感じたら、酷くなる前に、お時間のある時に治療に来ていただいています。


 

症例③

概要

左足首の捻挫(50歳代 男性)

原因・症状

靴を履こうと玄関から降りた時によろけて足首を捻ってしまい外果周囲に痛み、腫れを伴い足を地面につけないほど痛む。

治療方針 

この患者様は、足首を捻って痛みは外果周囲が強く他の部位は痛みを感じていませんでしたが、足首を捻った状態により腰部にも捻りが起きたものと思われますので時間経過とともに腰髄の炎症の治療を加えることが根本改善にもつながると思います。
治療は、遠絡統合療法可視総合光線療法を行いました。

※打撲・捻挫での可視総合光線療法
患部が腫れるのは、血流を集めて患部の修復を促進させる生体反応です。
光線療法で血流循環を促進させることは、治癒過程を早める大変有効な治療法になります。
漫然と冷やし続けることは治癒過程を遅らせ、いつまでも痛みが取れない可能性があります。

経過

治療後は、まだ痛みはあるものの、歩くことが楽になっていました。
数回継続して治療することにより症状が軽減しています。


 

症例④

概要

かかと痛(70歳代 女性)

症状

半年前から右の足裏のかかと が朝起きて歩き出すときにとても痛い、整形外科で足底筋膜炎との診断で注射とお薬を処方、リハビリをされていたが、痛みはあまり変わらずそのうち2か月前から反対の左足裏かかと まで足をつくと痛みが出てきた。
以前通院されていた近所の方との会話で当院の事を聞いて来院しました。

原因

足底筋かかとには確かに炎症症状があり痛みを感じていますが、右の痛みから時間経過とともに左にまで両側に痛みが出ているので、原因を探ると根本(中枢)は、腰の脊髄の炎症と思われます。

治療方針

治療は遠絡療法で中枢(腰髄の炎症)からの治療をして、可視総合光線療法で血流循環の促進を促し、鎮痛・消炎作用にて患部の症状改善の治療を施しました。
週1~2回位の間隔で治療を行っていきました。

経過

患者様自身も、
『3か月近くたったころ、朝足をついても左足裏かかとの痛みが軽減し足がつけるようになり、よかった~。」
とおしゃっていました。
右足踵痛の改善ももう少しかなという感じです。


 

症例⑤

概要

40・50肩 (肩関節周囲炎) 首痛(40歳代 女性)

症状

介護の仕事をしていて、半年近く前から左の肩が挙がらず、動かすと激痛がはしり、首から肩上部にもコリ感、痛みあり。
病院でのレントゲン検査では異常はないとの事。
患者様の場合 左肩外側が挙げる動作で痛く、他の治療院などで、マッサージ、電気治療など受けたが症状は変わらなかったとの事。

原因

肩関節の痛みが強く、腰部には痛みは感じていないようですが、肩の外側に症状がある場合、腰の脊髄の炎症が関係あると思われます。
症状の出る場所により、肩が痛いけど原因が腰だったり頚などだったりします。
介護のお仕事で、患部も使いすぎていますが、腰からの捻りなど負担が多く、腰(腰髄)の炎症が根本と思われます。

治療方針

遠絡統合療法で、喉部・腹部(おへその上下)を、赤外線治療器等で、手足部の治療点を棒・指による押し圧で治療していく事をご提案。
※40肩 50肩の 原因(病因)は、頚髄から 胸髄から 腰髄から など痛みの出る場所により違うため、原因の根本を治療していきましょう!

経過

症状も半年と慢性的になっています、ライフフローの滞りも深いですので、まずは3ヶ月を目標に治療を続けており、症状の軽減効果が出てきています。


 

症例⑥

概要

右膝の痛みと腫れ(20歳代 男性)

症状

ここ一週間右膝が腫れて痛いのでみてほしいと連絡がありました。
小さいころから知っている青年で、キャンプが趣味でこの寒い時期(12月)でも行ってきたとの事です。
今朝になって腰も痛みを感じるようになってきた、腰を触診すると特に右腰椎4.5番辺りが痛みを感じ硬結部がある。
学生の頃から扁桃腺が腫れやすく、よく高熱を出してしまう。先月も扁桃腺で寝込んだとの事。

原因

アトラス、腰髄の炎症、下位脳の細胞蓄積症状がある事と、キャンプで無理をしたり、体を冷やしてたりして腎経の流れが滞りなども加わり、扁桃腺の腫れ、膝に痛みから腫れ、膝痛の根本である腰にも痛みが出てきたと考えられます。

治療方針

膝部の痛み腫れ、腎経の流れの滞りの改善の治療を、喉部・腹部の赤外線治療器・ソフトレーザー治療器による照射、押し棒による手足のツボポイントの押し圧治療、光線療法を腰部・腹部・膝部・足部に照射で治療をしました。
リンパの流れにも影響を及ぼしていると考えられ、アトラス(第一頚髄)の治療からライフフロー(血液・リンパ・髄液・神経伝達物質などの流れ)の改善が重要と考えます。

経過

3回の治療を行い膝の腫れが引いて痛みが軽減し生活に支障がない程度になりました。
しかし根本のライフフローの改善・腎経の流れの改善には継続治療が必要と思われます。
また、「体を冷やさないようにしてね。腹巻なども有効だよ。」とお伝えしました。


 

症例⑦

概要

腰痛 下肢のしびれ(60歳代 女性)

症状

2週間前から腰部の痛み・左のすねにジンジンする様なしびれあり。
4ヶ月程前から、右肩関節外側の痛み(50肩症状)もあったとの事。

原因

左の腰部L4.5に圧痛・硬さがあり、腰のL4.5の神経の線維の圧迫で脊髄から脊髄神経にまで障害が出て、腰の痛み・左下肢にしびれが出ている症状と思われます。
右肩関節外側の挙げた時の痛み(50肩症状)も同じ腰髄の炎症からきているので腰髄・腰の炎症症状は、4ヶ月程前から発症していたものと思われます。

治療方針

遠絡統合療法光線療法を併せ、原因の腰髄にお腹からの赤外線治療器等の脊髄治療、押し棒による手・足ポイントの治療をご提案。

経過

一週間に1~2回位の治療により、「3ヶ月目位から腰・左すねの痛み・しびれ症状が改善」したとのお話を受け、一旦治療を終了して様子を見ていただく事としました。


 

症例⑧

概要

アトピー性皮膚炎・胃腸の不調(40歳代 女性)

症状

幼児期より発症し、皮膚科でステロイド外用剤等を処方されていました。部位はほぼ全身にあり、湿疹・かゆみ症状が良くなったり悪化したりを繰り返しています。

仕事が忙しい事もありストレスも多く、胃腸の不調もあります。

食生活の乱れ、浅い眠りや睡眠不足、足の冷え感などを感じています。

他にも左の肩関節運動痛もあります。

母が腰痛で通っていて、症状が改善したので、母からの薦めがあり治療に来ました。

原因

アレルギー(花粉症・鼻炎)や、アトピー性皮膚炎は、脳下垂体の蓄積症状(間脳蓄積症状)が原因と思われます。

幼児期から症状が出ていますので、母体からのホルモンの影響や、出生時や成長過程でのアトラスへの炎症や、アトラス部分での循環障害等で間脳の蓄積が起こり、全身性の皮膚炎に繋がった可能性が高いです。

また、肩の上側が痛い肩関節痛や、肘や膝裏等の皮膚の軟らかい部分のアトピー症状は、腰の神経(腰髄)の炎症・圧迫と考えられます。

胃腸の不調の症状は、アトラスの炎症が延髄に波及し、延髄から出ている迷走神経の機能低下による症状と思われます。

治療方針

遠絡統合療法にて、アトラスからの脊髄(頚・腰)を中心とした治療で、下位脳(視床下部・脳下垂体・延髄、迷走神経など)と腰髄のライフフローを整え、自律神経の乱れ、アレルギー症状、胃腸症状の改善や、免疫機能の向上、肩関節痛の改善を目指していきます。

可視総合光線療法を、湿疹部に症状の改善を目指し行うと共に、体全体を調整して、免疫機能を修復して正常化する作用や、消痒作用が期待できるため、湿疹部に照射します。

足裏部分は、十分に温める事が重要なため、足裏部・腹部・腰部などへの間接照射を行います。

経過

治療初期には大きな変化は見られませんでしたが、2~3ヶ月継続した頃から、皮膚が少しずつきれいになり、痒みも軽減しています。

ストレスなどによる胃腸の不調も改善傾向が見られ、左の肩関節運動痛も軽減しています。

可視総合光線療法も加え、足裏の冷え感が緩和し、熟睡できる日が増えています。

なかなか自分では生活習慣を変える事ができなかったようでしたが、治療経過とともに改善方向に向かっている様子であり、長年気になっていた皮膚の状態の改善が見られています。

生活習慣の乱れやストレスにより、症状の程度は変化するものであるため、継続的な治療をお勧めしています。


 

症例⑨

概要

帯状疱疹後神経痛(60歳代 女性)

症状

右の臀部から下腹部にかけて、神経痛の様な痛みと発疹が出て、皮膚科を受診し帯状疱疹と診断され、抗ウィルス薬、痛み止めを処方されるが、とても強いピリピリした痛みが残ってしまった。

原因

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウィルスによって引き起こされます。

最近、仕事が忙しく、体の疲れを感じていたところへ、家族で海外旅行に出かけ、この旅行中にチクチクとした痛みを臀部から下腹部に感じ、帰国後に発疹が出てきたとの事から、ストレスや過労・加齢などにより、免疫力が低下し、ウィルスが再活性化して神経に沿って増殖したものと考えられます。

ウィルスは、神経の流れに沿って神経節から皮膚へと移動して、帯状に痛みや発疹が出てきます。

帯状疱疹後神経痛は、帯状疱疹が発生した部位の水疱が消えた後も残っている、触れない痛みです。

治療方針

遠絡統合療法で、ウィルスによって損傷された神経の回復を目的に、神経が損傷されたレベルの脊髄・脊髄神経への遠絡治療ポイントへのアプローチと、体の免疫力の向上を目指し、下位脳へのライフフローを流れやすくするように、アトラスへの治療もしていきます。

可視総合光線療法にて、皮膚症状や痛みのある部位に症状の改善を目指し、臀部・腰部・腹部などの部位に照射を行います。

足裏部分は、十分に温める事が重要なため、足裏部などへの間接照射も行います。

経過

発症から1ヶ月経過した頃に遠絡統合療法を開始した。

初回治療後には、痛みが半減したが、2~3日後には痛みが戻ってきている。

このため、週1回のペースで治療を行う。

10回目頃には、痛みが少し軽く感じる日が増えてきているが、ストレスを感じることなどがあると、痛みを感じやすい。

20回目頃には、痛みをほぼ感じなくなってきている。日常生活にも影響がなくなって、気分的にも楽です。

規則正しい生活を心がけ、免疫力を低下させないようにきをつける事が大事と思われます。


 

症例⑩

概要

指の腱鞘炎・ばね指(40歳代 男性)

症状

半年前より、朝晩の、特に指の曲げ伸ばし時の痛み、引っ掛かりを感じます。

重いものを持つことが多く、首から肩のこり感や痛みを感じる。

原因

半年前に、繰り返し圧力の強い高圧洗浄機で作業した時に、強く力を入れ握った事で、右の薬指付け根に負担がかかった。

高圧洗浄機の圧力が強く、洗浄動作で胸椎を捻った事が原因と思われます。

胸椎の脊髄の炎症が、右の薬指付け根の痛みと引っ掛かり(ばね指)などの原因と思われます。

治療方針

遠絡統合療法で、右の薬指付け根の痛み、腱鞘炎の原因である胸椎の脊髄および、首から肩のこり感や痛みを感じる原因の頚椎・アトラスの炎症への遠絡治療ポイントへの治療を行います。

※腰椎の脊髄の炎症が原因の手指の腱鞘炎など痛み腫れは、親指や示指の中央から外側に出ます。

※示指の中央から内側、中指、薬指、小指の痛み腫れは、胸椎の脊髄の炎症と考えられます。

経過

6回目頃より、少し症状の軽減を感じてきました。

10回目には、右指の曲げ伸ばしによる腱鞘炎での痛みは、ほぼ感じなくなり、引っ掛かる感じが少し残る程度になりました。

症状が出ている指の付け根ではなく、遠絡統合療法で胸髄の治療をすると、指の痛みが軽くなって、引っ掛かりが楽になくなっています。

同時に、首から肩のこり感や痛み、体の疲れ感が改善してきています。

胸椎の脊髄の治療に加え、肩井部の痛み、筋肉の張り感の頚髄の治療も実施してきている事により、下位脳の働きにも良い影響があり、身体の疲労感も軽減してきたものと思われます。


 

症例⑪

概要

頻尿・夜何度も起きてしまう・花粉症(80歳代 女性)

症状

4年前より、夜中に3回位トイレに起きる

寝不足感があり、スギ・ヒノキの時期には花粉症を発症。

グラウンドゴルフなど、体を使う動作が多く、頚部、腰部の痛みを感じる。

原因

自己免疫に関係のある、視床・視床下部・脳下垂体の細胞蓄積症状が起こり、花粉症アレルギー症状や自律神経の働きが低下した事により、睡眠障害なども引き起こしているものと思われます。

夜の頻尿は、体質の陰虚(相対的陽実症状)も考えられ、下肢の浮腫むくみ症状もあり、腎虚の治療が必要です。

また、アトラス(第一頚椎)の炎症が、下位脳の迷走神経や膀胱の括約筋の働きに影響があると思われます。

※アトラス部分での循環の障害から、血液の細胞蓄積症状が発生していると、間脳(①視床、②視床下部、③脳下垂体)に起因する症状がでると思われます。

①睡眠が浅い、途中で目が覚める、眼精疲労、集中力低下、頭重感、倦怠感など

②自律神経失調症状・冷え性・パニック症状・多汗症・更年期症状・不安感・憂鬱感・怒りやすいなど

③アレルギー症状(花粉症・アトピー性皮膚炎・鼻炎)・生理不順・生理痛・蕁麻疹・内分泌(ホルモン)症状・風邪をひきやすいなど

治療方針

遠絡統合療法により、自己免疫に関係のある脳内の視床・視床下部・脳下垂体の細胞蓄積症状の治療で、アトラスから頚椎・腰椎の脊髄への遠絡治療ポイントへの治療および、腎虚への治療を行います。

可視総合光線療法で、光エネルギーと熱エネルギーの補給により、免疫機能の強化を補助するように、腰部・腹部などの部位に照射を行います。

足裏部分は、十分に温める事が重要なため、足裏部などへの間接照射も行います。

※光と熱エネルギーは、全身の血行を良好にして、ビタミンDの産生の向上および、冷えの改善をする事で、質の良い睡眠に必要な体温調節機能を良好にする事が期待できます。

※ビタミンDは、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニン(精神の安定や気分の改善)や、「眠りのホルモン」と呼ばれるメラトニン(体内時計を調整する)分泌を促し、睡眠の質を向上させる事が期待できます。

※質の良い睡眠は、免疫力の向上、疲労の回復、ストレスの緩和などが期待できます。

経過

治療3~4回目頃より、夜中のトイレに起きる事が減って来ていますが、眠りの浅い状態は続いています。

治療9回目には、夜中のトイレに起きる事が1回になり、その後すぐに眠れるようになり、寝不足感が減りました。

花粉症、アレルギー症状もあるため、治療の継続をお勧めしました。


 

症例⑫

概要

左膝痛(50歳代 女性)

症状

左膝の内側が痛くて、正座がつらい

原因

腰椎から仙椎の脊髄の炎症が原因と思われます。

ドラマを見るのが好きで、ソファーで長時間座っている姿勢が多いとの事であるため、腰椎から仙椎の障害から、脊髄の炎症、神経、血流に滞りが原因だと考えられます。

治療方針

遠絡統合療法により、腰椎から仙椎の脊髄の遠絡治療ポイントへの治療として、赤外線治療器での照射および、押し棒、手による、手・足部の治療ポイントへの押し圧を行います。

ソファーなどで、同じ姿勢で長時間座る時、15分に1回、30秒程度でも姿勢を変える動作をお勧めしました。

経過

腰が原因ですよとお伝えしていますが、ご本人は、腰は痛く感じていない様子ですが、治療した翌日には、正座した時の膝の痛みが軽くなっています。


 

症例⑬

概要

腰部痛・冷え性(80歳代 女性)

症状

椅子から立ち上がる時に、腰が痛い。

冷え性。

原因

腰のL4.5付近の血流、神経の流れの滞りが、椅子から立ち上がる動作時、台所での調理作業時の腰部痛の原因となっているものと思われます。

治療方針

ご本人より、可視総合光線療法による治療を希望され、鎮痛・深部温熱作用を期待し、治療用カーボン3001番と4008番を利用して、腰部・腹部・足裏に使用しました。

※冬は日射量が減って、外出なども少なくなりがちで、体内では、ビタミンDや熱エネルギーなどが不足しやすくなります。

可視総合光線療法は、ビタミンDの産生を促して、熱エネルギーを補うために、血液循環の改善、冷え性対策、健康管理が期待できます。

経過

治療後は、椅子から立ち上がる動作が楽になり、台所での調理作業時の痛みも軽減されました。

冬場での、足の冷え感による辛い症状の改善も感じられています。


 

症例⑭

概要

肩のこり感・頭痛(10歳代 女性)

症状

首から両肩にかけてこり感がある。

頭が締め付けられるような頭痛がある。

原因

学生で、長時間の勉強する時の猫背姿勢および、スマホ使用時の寝ながらの姿勢により、頚椎(アトラス)に負荷がかかり、ライフフロー(血流・リンパ流・神経伝達物質など)の滞りが原因となっているものと思われます。

そのため、頚部から両肩に繋がる僧帽筋、胸鎖乳突筋などを支配している副神経(延髄)の炎症や、脊髄の神経線維の圧迫により、筋肉の力が弱くなり、両側の肩こりや、首の重みを伴う症状や、頭が締め付けられる様な、筋緊張性頭痛が発生しているものと思われます。

治療方針

遠絡療法により、治療ポイントにアプローチして、アトラスから副神経(延髄)の炎症や、脊髄の神経線維の圧迫を改善する事で、症状の改善を目指していきます。

また、下腹部から下半身の冷えもあるとの事のため、光線療法を併用する事で、血流の改善のための治療をしていきます。

経過

治療後は、首や肩の運動痛も改善され、首も後ろに反りやすくなり、頭痛も減っています。

同時に、お腹から足が温まり、血流の改善が見られます。


 

症例⑮

概要

まぶたの上の痒み・耳鳴り(70歳代 女性)

症状

2年ほど前から、まぶたの上の痒みと腫れが出て、皮膚科でアレルギーと言われた。

病院では、異常なしと言われたが、耳鳴りも発生しています。

原因

アレルギー等の、自己の免疫が関係する症状の原因は、脳下垂体の細胞の蓄積症状が起こっていることが原因と思われます。

耳鳴りは、下位脳(内耳神経など)に関するリンパの流れなども影響しているものと考えられます。

治療方針

遠絡統合療法にて、アトラスからの脊髄(頚・腰)を中心とした治療ポイントへの治療で、下位脳(視床下部・脳下垂体・内耳神経など)のライフフローを整え、自律神経の乱れ、アレルギー症状、内耳や聴神経に関する流れの改善、免疫機能の向上を目指していきます。

可視総合光線療法による、体の免疫機能の強化と、深部温熱作用を期待し、頚部・腰部・腹部に照射します。

足裏部分は、十分に温める事が重要なため、足裏部への間接照射も行います。

経過

初回治療後には、多少な疲れ感が生じたが、その後、疲れ感は発生していない。

10回目頃より、まぶたの上の痒み、腫れも少なくなり、耳鳴りも気にならない時が増えてきました。

可視総合光線療法により、体が暖かく感じる事が増え、血流の改善が見られます。

普段から、字を書いたりする時に、猫背姿勢になり首に負担のかかる姿勢になるため、軽度の体操などを挟む事をお勧めしています。


 

症例⑯

概要

脊柱管狭窄症(60歳代 女性)

症状

1年半ほど前から、右の股関節が痛く、整形外科で腸腰筋が弱っていると言われた。

今年の冬から、腰がとても痛くなり、検査にて狭窄症と診断され、痛み止め等を処方されました。

腰の症状は、初めは右側から感じ、時間の経過と共に両側の下肢後側・前面の痛み、少しの痺れ感がでました。

腰を反らすと痛みが現れ、姿勢も左肩が下がった不良姿勢があり、歩く時も右股関節をかばう動作で、歩行中に痛みが発生し、座り込む事もあります。

原因

腰椎の脊柱管が狭くなり、脊柱管の中を通ている神経が圧迫された事により、症状が起こります。

下肢後側、前面に痛み、しびれが出ていますので、腰椎、胸椎の脊髄の炎症、脊髄神経の圧迫が原因と思われます。

治療方針

遠絡療法で、腰椎、胸椎の脊髄、脊髄神経への治療ポイントにアプローチ(赤外線治療器、押し棒・手による押し圧)して、ライフフローの改善を目指し、可視総合光線療法も併用する事で、血流の改善や鎮痛作用などが期待できます。

また、普段から正しい姿勢を意識していただけるよう、腹式呼吸などの指導をさせていただきます。

経過

治療3回目あたりから、痛み止めを服用する事が減りました。

10回目あたりから、痛み、しびれも軽減しています。

立った時の姿勢や、歩行時の動きに改善が見られ、痛みやしびれも軽くなり、日常生活での動作が楽になり、やる気も出てきたとの事でした。

症状が両側の後面、前面に出ていますので、脊髄・脊髄神経のダメージが強いと思われます。

慢性的な炎症の強さや、日常生活の負担もあり、症状を感じたり、治療による症状の軽減を感じたりしながらを繰り返していく事になると思われるため、継続的な治療をお勧めしています。


 

症例⑰

概要

肘痛(50歳代 女性)

症状

3ヶ月程前に、家具を廃棄するために、のこぎりなどの道具を使った力作業を行った時に、右肘の外側に強い痛みが生じた。

調理での鍋の持ち上げや、ほうきでの掃除時などの日常生活においても、患部に負担がかかり痛みが生じるため辛い。

肩こり感も感じている。

原因

手首を伸ばしたりする手根伸筋群が付いている肘の外側で障害される症状、上腕骨外側上顆炎(テニス肘と呼ばれています)と思われます。

局所的には、痛めてから鍋を持つ、ほうきで掃くなどの日常生活での負荷が患部にかかっています。

痛めてからの時間が経過し、遠絡療法では中枢性の原因部位の鑑別として、腰髄の神経に炎症が原因と思われます。

※中枢性の原因部位鑑別として、野球肘は頚髄の炎症・ゴルフ肘は胸髄の炎症が考えられており、各々の治療ポイントへの治療で対応していきます。

治療方針

遠絡統合療法で原因として考えられる、頚椎、腰椎の脊髄への治療ポイントへの治療と、患部に繋がる筋肉への血流量の循環の改善を目指していきます。

可視総合光線療法で、患部の血行障害の改善、鎮痛作用などの効果を期待して治療していきます。

経過

5回目頃より、少し症状の軽減を感じてきていますが、ほうきで掃く動作時などで、まだ痛みが出ています。

12回目頃には、ほうきで掃く、鍋を持つなどの動作時でも、ほぼ痛みが感じられなくなり、日常生活にも影響が見られなくなりました。